徳島大学総合科学部モラエス研究会

徳島大学総合科学部モラエス研究会の活動記録

【モラエス研究会例会・読書会9月26日】

いつもながらの遅い更新です。

前回9月26日(土)の例会・読書会では,第7章「国家での生活」を扱いました。「家族」から「部族」へ,そして「部族」から「国家」への広がりによって,日本人が「国家」,祖国に仕えるようになるという図式に,モラエスは日本人の没個性の傾向を見たようです。その集団意識が,職業集団,特に同業者仲間に顕著にみられるという,今の時代でもみられる傾向に目を向けています。

   
   


読書会は,これまでと同様に,行きつ戻りつしながら,作品を楽しみつつ,昔の様子や,当時の記憶などを留めていきたいと思います。関連して,「昔ここはこうだった,あそこはああだった」とか,どんなことでも結構ですので,いろんな情報や話題をお気軽にご提供くだされば大変ありがたく存じます。研究例会・読書会はいつも公開で,モラエスに興味や関心がおありの方,あるいは徳島の魅力再発見をお考えの方など,自由にお気軽に参加していただくことを考えて開いておりますので,若い方々,昔の徳島の姿をご記憶の方々の参加をお待ちしております。


次回の例会・読書会ですが,駐日ポルトガル大使フランシスコ・シャヴィエル・エステヴェス大使が,10月31日(土)から11月2日に来徳されます。大使のご予定に合わせまして,読書会と同時に大使を交えての座談会として,以下のように予定しております。
 また,そのあと,けやきホールにて,「阿波人形浄瑠璃講座」として,瀬戸内寂聴作「モラエス恋遍路」の語りの上演を作曲者である鶴澤友輔(三木千佳子)氏にお願いしておりますので,皆様どうぞご参加いただきますようお願いいたします。

1.研究会例会・(読書会)・座談会:
日 時: 平成27年10月31日(土) 15時30分〜16時30分(予定)
場 所: 徳島大学総合科学部2号館1階 多目的室1(臨時モラエス館)
     (徳島市南常三島町1−1)
当日は大学祭と重なっておりますので,できるだけ公共機関のご利用をお願いします。お車でお越しになる場合,学生スタッフの指示に従ってください。駐車場(工学部の正門ゲートを通って図書館南側駐車場)も利用可能です。
参加費: 無料(申し込み不要)
読書会の内容:
  『日本精神』(文庫版:徳島日本ポルトガル協会)
   (岡村多希子訳,500円)
※本については,訳者の岡村多希子先生,並びに徳島日本ポルトガル協会のご厚意とご協力でご提供させていただいております。
   

2.阿波人形浄瑠璃講座日 時:平成27年10月31日(土)座談会後 16時30分〜17時30分
場 所:徳島大学総合科学部2号館2階 けやきホール

   


お問い合わせ先:
徳島大学総合科学部
宮崎隆義
電話: 656−7131
メールアドレス:
miyazaki.takayoshi@tokushima-u.ac.jp
(※メールのアドレスが変わりました)