震災のこと
今年の元旦に起きた能登半島の地震に関するニュースが連日報道されている中で、学校が再開したことや、また再会できない学校の児童生徒が転校を考えていることなどが伝えられています。子供たちにとって、友達や先生と触れ合うことがつらい日々を乗り越える力になればと思います。
モラエスは著書『日本精神』の第10章「芸術と文学」の中で、震災直後でも学校で勉強する日本人の様子をハーンの引用として紹介しています。
ラフカディオ・ハーンに語るところによれば、一八九一年の岐阜の大地震の直後、倒壊した学校の生徒たちは授業の時刻になると瓦礫の上にしゃがみこんで、落ちた瓦を石盤に、乾いた漆喰のかけらを白墨にして、読み書きの勉強をしたという。(中略)なんていう人たちだ、この人たちは!・・・・・・
このエピソードは、確かにハーン(小泉八雲)が記していますので、出典を記しておきましょう。
落合貞三郎他訳 小泉八雲全集第3巻『知られぬ日本の面影』(第26章 日本人の微笑 (三))より(1928年、第一書房))
次回研究会開催ご案内
次回の研究会・読書会は下記の日時で開催いたしますので、奮ってご参加ください。
研究会例会・読書会:
日 時: 令和6年2月24日(土) 10時30分~12時
場 所: 徳島大学総合科学部1号館・社会創生ゼミ室2
(下のキャンパスマップの赤丸で示した場所です。)
参 加 費: 無料(申し込み不要)
読書会の内容:資料はその場で配布予定です。
※お車でお越しになる場合,駐車場(工学部の正門ゲートを通って図書館南側駐車場)が利用可能ですが,できるだけ公共の交通機関をご利用ください。なお,ゲートに守衛さんが不在の時には,インターホンで来意をお告げください。
お問い合わせ先:
徳島大学大学院社会産業理工学研究部
佐藤 征弥
電話:088-656-7222
メールアドレス:satoh.masaya@tokushima-u.ac.jp