はや6月となり,梅雨の時期を迎えましたが,皆様におかれましてはお変りなくお過ごしのことと存じます。
5月は,月末の週末が学会等と重なってしまい休会としましたので,6月の例会・読書会のご案内です。
4月23日の例会・読書会では,新たな年度の始まりということで,年度の大まかな計画のご紹介もさせていただきました。『恋の浮島』がDVD化されておりますので,この映画作品を軸に,また新たなモラエス像を見出していくことができたらと思います。また,ポルトガルのリスボン新大学の院生が,この映画に関しての研究プロジェクトをオリエンテ財団に申請しており,この研究会も関わっておりますので,申請が通るかどうかは不明ですけれども,本年度の一つの軸にしていけたらと考えております。
読書会では,『日本精神』の「第9章 死」を中心に話題を提供していただきました。当然ですが,死生観は文化圏でそれぞれ様々に異なりますが,当時の出来事や,過去の事件などモラエスの捉え方が大変に興味深いものです。
読書会は,これまでと同様に,行きつ戻りつしながら,作品を楽しみつつ,昔の様子や,当時の記憶などを留めていきたいと思います。関連して,「昔ここはこうだった,あそこはああだった」とか,どんなことでも結構ですので,いろんな情報や話題をお気軽にご提供くだされば大変ありがたく存じます。研究例会・読書会はいつも公開で,モラエスに興味や関心がおありの方,あるいは徳島の魅力再発見をお考えの方など,自由にお気軽に参加していただくことを考えて開いておりますので,若い方々,昔の徳島の姿をご記憶の方々の参加をお待ちしております。
次回の研究会は以下のように予定しております。
研究会例会・読書会:
日 時: 平成28年6月25日(土) 10時30分〜12時
場 所: 徳島大学総合科学部1号館南棟3階 第1会議室
※当日はできるだけ公共機関のご利用をお願いします。お車でお越しになる場合は,駐車場(工学部の正門ゲートを通って図書館南側駐車場)が利用可能です。
参加費: 無料(申し込み不要)
読書会の内容:
『日本精神』(文庫版:徳島日本ポルトガル協会)
(岡村多希子訳,500円)
※本については,訳者の岡村多希子先生,並びに徳島日本ポルトガル協会のご厚意とご協力でご提供させていただいております。
お問い合わせ先:
徳島大学大学院総合科学研究部
宮崎隆義
電話: 656−7131
メールアドレス:
miyazaki.takayoshi@tokushima-u.ac.jp