【モラエス研究会例会・読書会9月15日】 - 徳島大学総合科学部モラエス研究会

毎週末学会出張で，ブログの更新がすっかり遅くなってしまいました。申し訳ありません。

９月１５日に予定通り，研究例会・読書会を開きました。

いつもと違い，会場を，市内新蔵町徳島大学本部の，日亜会館にある放送大学の講義室をお借りしました。
同じく日亜会館の１階では，ガレリア新蔵展示室で，「文豪モラエスの徳島」を展示しており，読書会の始まる前や終わりに，来ていただいた方々に展示を見ていただきました。

展示の準備の段階で，いろいろ調べてみてわかったことなどを，佐藤先生の資料をもとにして昔のことなどが話題になりました。モラエスの遺書の件でも，ポルトガル語で書かれたものと，翻訳されたものとで，モラエスの希望がどの程度叶えられたのか，疑問な点もまた新たに浮かんできました。また，お墓には，モラエスやコハルさんの遺骨がほとんど残っていないようなお話まで飛び出して，驚かされました。プライバシーの問題もありますので，簡単に踏み込むようなことは極力避けなければなりませんが，長年の経緯で不明になっているようなことも多々あるようです。

ガレリア展示室では，すでに第３期の展示に入っております。
モラエスの顕彰の歴史と，ポルトガルとの交流といった，今の取り組みなどを紹介しておりますので，ぜひおいでいただけたらと思います。
また，展示室の隅には，ポルトガル協会のご協力でのおかげで，眉山山頂にあるあのモラエスの青銅像の，鋳型原型レプリカが置かれております。なかなか見応えがありますので，ぜひ御覧ください。

ガレリア新蔵　http://www.tokushima-u.ac.jp/docs/2012072500034/

ポスターはこちら：