【モラエス研究会イベント月間】
9月と10月は,研究会を兼ねてのイベントの月間となりました。
9月17日(土)には,「ポルトガルファド講座2016」として,上智大学外国語学部のマウロ・ネーヴェス教授をお迎えし,「ファドとアマリア・ロドリゲス」と題してご講演いただきました。ご自身ファディスタでもあり,大変興味深いお話を伺うことができたばかりか,「ファドとポルトガルワインの夕べ」では実際にファドを聞かせていただくことができ大変感激いたしました。
10月15日(土)には,大竹洋子さんの解説を交えながら,モラエスの半生を描いた『恋の浮島』の上映会を行いました。実際に映画の製作に関わり撮影の現場にもいらした大竹さんの当時の話など,極めて重要な内容となりました。
『恋の浮島』については,ポルトガルのリスボン新大学の大学院生が,この映画に関しての研究プロジェクトを計画していますので,この研究会としても今後関わっていきますし,ファド講座の方も,ポルトガルの文化を知るということで,さらに充実させていきたいと考えております。
また,次回の例会・読書会は,11月19日(土)に予定しております。
読書会は,これまでと同様に,行きつ戻りつしながら,作品を楽しみつつ,昔の様子や,当時の記憶などを留めていきたいと思います。関連して,「昔ここはこうだった,あそこはああだった」とか,どんなことでも結構ですので,いろんな情報や話題をお気軽にご提供くだされば大変ありがたく存じます。研究例会・読書会はいつも公開で,モラエスに興味や関心がおありの方,あるいは徳島の魅力再発見をお考えの方など,自由にお気軽に参加していただくことを考えて開いておりますので,若い方々,昔の徳島の姿をご記憶の方々の参加をお待ちしております。
次回の研究会例会・読書会:
日 時: 平成28年11月19日(土) 10時30分〜12時
場 所: 徳島大学総合科学部1号館南棟3階 第1会議室 (徳島市南常三島町1−1)
※お車でお越しになる場合,駐車場(工学部の正門ゲートを通って図書館南側駐車場)が利用可能ですが,できるだけ公共の交通機関をご利用ください。
なお,ゲートに守衛さんが不在の時には,インターホンで来意をお告げください。
参 加 費: 無料(申し込み不要)
読書会の内容:『日本精神』(文庫版:徳島日本ポルトガル協会)(岡村多希子訳,500円)
※本については,訳者の岡村多希子先生,並びに徳島日本ポルトガル協会のご厚意とご協力でご提供させていただいております。
お問い合わせ先:
徳島大学大学院総合科学研究部
宮崎隆義
電話: 656−7131
メールアドレス:
miyazaki.takayoshi@tokushima-u.ac.jp