観艦式
前回の研究会では、モラエスがポルト商報に送った『日本通信』から、京都で開催された「第5回内国勧業博覧会」(1903年3月-7月)と神戸で催された観艦式(1903年4月10日)の様子を伝えた記事を紹介しました。
モラエスは観艦式に招かれれたことを、相当に名誉であると感じていたようで、こんなエピソードがあります。後年、1922年11月、徳島市二軒屋町の忌部神社に皇太子がご参拝された際に、モラエスは奉迎に出向いものの、外国人を不審に思った警官に追い返され、腹の虫の治らないモラエスは馴染みの店を訪れて「私は軍艦の上で明治天皇に御陪食の光栄を賜わったことがあるのにこんな目に逢ったのは遺憾だ」と愚痴をこぼしました。
徳島日日新報「モラエスさんを懐かしむ座談會」(1935年6月)より
観艦式で明治天皇よりいただいた恩賜たばこを、モラエスはガラス管に入れて大切に保管していました。
研究会開催ご案内
次回の研究会・読書会は下記の日時で開催いたしますので、奮ってご参加ください。
会場は、通常開催しているゼミ室6です。
研究会例会・読書会:
日 時: 令和5年8月26日(土) 10時30分~12時
場 所: 徳島大学総合科学部1号館・南棟3階・ゼミ室6
(下のキャンパスマップの赤丸で示した場所です)
※お車でお越しになる場合,駐車場(工学部の正門ゲートを通って図書館南側駐車場)が利用可能ですが,できるだけ公共の交通機関をご利用ください。なお,ゲートに守衛さんが不在の時には,インターホンで来意をお告げください。
参 加 費: 無料(申し込み不要)
読書会の内容:資料はその場で配布予定です。
お問い合わせ先:
徳島大学大学院社会産業理工学研究部
佐藤 征弥
電話:088-656-7222
メールアドレス:satoh.masaya@tokushima-u.ac.jp