徳島大学総合科学部モラエス研究会

徳島大学総合科学部モラエス研究会の活動記録

ワイン、読売新聞日曜版の記事、次回研究会のご案内

モラエスが大阪の博覧会に出品したワイン

8月26日の読書会では、『日本通信I』の1903年の6月11日の記事を紹介しました。

この時期、モラエスは、大阪で開催された第五回内国勧業博覧会に関する記事をたくさん書いていますが、彼は記事を通してポルトガルの会社に出品するよう懸命に働きかけ、3つの会社から缶詰、ワイン、コルクを展示することにこぎつけました。6月11日の記事では、新たに一つの会社からワインの出品があったことを記しています。

 

「今月初旬のある日、日本に代理店として神戸のゴメス・ブラザース商会を持っているわがコンパニィーア・ヴィニコーラ・ド・ノールテ・デ・ポルトガルのブドウ酒が若干、大阪博覧会外国商品展示場の特別室に陳列されだした。出品は遅れたが、出品しないよりましである。」

 

ネットで調べたら、この会社は「リアル・ヴィ二コラ」改称して今も存続しています。下のホームページにこの会社の高級なワインが紹介されていました。

 

   「ソムリエ直伝!本当に美味しいおすすめポートワイン6選」

              http://wineprty.jp/g/3930.html

 

値段は1本15万円(!)だそうです。気軽には飲めませんね...

 

読売新聞日曜版「旅を旅して」

 8月27日の読売新聞日曜版の人気コーナー「旅を旅して」で徳島市が紹介されました。モラエスに焦点を当てて書かれたもので、モラエスのゆかりのある場所や、現在モラエスと関わりのある活動されている人々が紹介されています。私のコメントも載せていただきました。全国紙に取り上げられたことで、モラエスに関心抱いた人がぐっと増えたと思います。

 私事ですが、7月の終わり頃、新潟に住んでいる私の父から封書が届き、「旅を旅して」の切り抜きが入っていて、最近これを読むのを楽しみにしていると書いてありました。ちょうど取材を受けたばかりの頃で、父にはそのことを伝えていなかったので、はかったようなタイミングのよさにびっくりしました。父に、8月はモラエスに焦点を当てた徳島市の記事であることを伝えると、父も同様に驚いていました。こういう偶然もあるものですね。

 

研究会開催ご案内

 次回の研究会・読書会は下記の日時で開催いたしますので、奮ってご参加ください。

 会場は、通常開催しているゼミ室6です。

 

研究会例会・読書会

日   時: 令和5年10月14日(土) 10時30分~12時

場   所: 徳島大学総合科学部1号館・南棟3階・ゼミ室6

      (下のキャンパスマップの赤丸で示した場所です)

※お車でお越しになる場合,駐車場(工学部の正門ゲートを通って図書館南側駐車場)が利用可能ですが,できるだけ公共の交通機関をご利用ください。なお,ゲートに守衛さんが不在の時には,インターホンで来意をお告げください。

 

参 加 費: 無料(申し込み不要)

読書会の内容:資料はその場で配布予定です。

   

 

お問い合わせ先:

徳島大学大学院社会産業理工学研究部

佐藤 征弥

電話:088-656-7222

メールアドレス:satoh.masaya@tokushima-u.ac.jp