徳島大学総合科学部モラエス研究会

徳島大学総合科学部モラエス研究会の活動記録

【モラエス研究会例会・読書会6月29日】

6月29日に予定通り例会・読書会を開きました。

前回にひき続いて,「久松は家にいません」について,心中ものの歴史,またインフルエンザ,スペイン風邪について,佐藤先生から詳細な説明がなされました。また,この章の冒頭に 'soffrer' の人称活用変化が示されていますが,その綴りについて,時代的なものか,モラエスのこだわりなのか,興味深い点が見受けられます。




7月27日(土)には,神戸から,NPO法人神戸外国人居留地研究会をお招きして,合同研究会を開きます。モラエスが徳島に移り住んで100年目というこの年,そして7月ということで,猛暑続きの日々ですが記念行事として行う予定です。

(午前の部)
「モラエスゆかりの地見学」神戸居留地研究会の方々と,モラエスゆかりの地を散策します
 10:30 阿波おどり会館前出発
  昼食は「かんぽの宿」で会食とします
 (申し込み必要。移動にかかる交通費と昼食代1500円程度が必要です。)

(午後の部)
「研究発表会」 総合科学部1号館北棟3階301講義室
  13:30より
 研究発表1
    神木哲男氏(神戸居留地研究会,神戸大学名誉教授):
「モラエスの日本観・女性観 〜 私的感想 〜」
 研究発表2
   近藤文子氏(徳島日本ポルトガル協会,神戸居留地研究会):
   「W. J. de S. Moraesの5,163日」
 研究発表会後 学内展示パネル見学
 
  17:30 懇親会(場所:徳島大学生協食堂)
       (申し込み必要。懇親会費4000円程度。)


お申し込み・お問い合わせ:
7月23日(火)午後5時までにメールもしくはハガキで
徳島大学総合科学部モラエス研究会 宮崎隆義(代表)
  〒770-8502 徳島市南常三島町 徳島大学総合科学部  
電話・Fax: 088−656−7131
E-mail: miyazaki@ias.tokushima-u.ac.jp







前にお知らせしましたように,6月30日の夕方,モラエスの従兄弟のご子孫にあたるジョゼ・ジュンサ・デ・モライス教授ご一家が徳島にやってこられました。早速モラエスの記念碑や墓所をご案内しました。翌日には,阿波おどり会館でちょうどモラエスの絵画展とモラエスの紙芝居が行われ,ご一家も興味深そうに見入られていました。午後には潮音寺でのモラエス忌に出席されました。ご挨拶もいただき,モラエス徳島来住にふさわしい出来事となりました。まるで夢のような奇跡的な出来事です。