徳島大学総合科学部モラエス研究会

徳島大学総合科学部モラエス研究会の活動記録

【モラエス研究会例会・読書会3月23日】

3月23日(土)に例会・読書会を開きました。

今年はモラエスが徳島に移り住んで100年という年に当たりますので,イベント的なことをいくつか考えており,そのご紹介をしました。

このブログでも以前に紹介したことがありますが,モラエスの従兄弟の子孫に当たる方で,ベルギー自由大学のモライス教授ご一家が7月のはじめに徳島に来られる予定です。まだ詳細は未定ですが,日程等がはっきりしましたらご案内できるかと思います。

予定ですが,7月27日(土)あたりに,NPO法人神戸外国人居留地研究会と合同の例会を開きたいと思います。こちら側からの発表と居留地研究会側の発表を交えたものを例会として行い,その後,暑い時ですが,モラエスゆかりの地の散策などを考えています。
4月27日(土)には,その宣伝を兼ねて佐藤征弥先生とで神戸居留地研究会の例会に出席の予定です。ご都合のつく方で興味ある方はご同行していただけたらと思います。

11月には,日本比較文学会関西支部の関西大会を徳島大学で引き受けておりますので,モラエスに関するシンポジウムを予定しております。

明治大学徳島県連携講座の計画も11月から12月ごろにありますので,東京で徳島のモラエスを紹介できたらと考えております。

その他にも,記念的な事業をいくつか考えており,また関係する方々にご協力をお願いすることになろうかと思います。



今回の読書会では,前回にひき続いて「着物? それともお金? 着物」の章に関わって,着物のことや当時のお金,病気のことや,日本人の微笑についてなどを話題としました。いわゆる「形見分け」のことも話題となりましたが,モラエスがそうした日本での慣習を知っていたということも,生活者ならではではないかと思います。「微笑」については,ハーンも「日本人の微笑」という随筆で扱っていますが,欧米人にとっては,日本人の「微笑」は,なかなか理解し難い部分があるようで,現代でも異文化交流の際,よく問題になる部分でしょう。


   
   



次回の研究例会・読書会もまた大学の行事や学会等の都合で変則的になり申し訳ございませんが,5月18日(土)を予定しております。 
例会・読書会は,本当に自由な雰囲気でおしゃべりをしておりますので,ご興味のある方は,どうぞ気軽にのぞいてみてください。


   
研究例会・読書会

日時:平成25年5月18日(土) 10時30分〜12時

場所:徳島大学総合科学部 1号館南棟3階 「第1会議室」
   (徳島市南常三島町1−1)

※お車でおいでの際には,工学部正門のゲートより入られて,図書館南側の駐車場に駐車いただきますようお願いいたします。ゲートに守衛さんが不在の場合は,インターホンを押して来意をお告げください。

参 加 費: 無料(申し込み不要)

読書会の内容:
 読書会の作品『おヨネとコハル』(岡村多希子訳, 彩流社, 2000円+税)

問い合わせ先: 宮崎隆義
        電話:088-656-7131
        E-mail: miyazaki@ias.tokushima-u.ac.jp