徳島大学総合科学部モラエス研究会

徳島大学総合科学部モラエス研究会の活動記録

【モラエス研究会例会・読書会12月14日】

12月14日に予定通り例会・読書会を開きました。

11月16日(土)に,徳島大学総合科学部で開催した日本比較文学会第49回関西大会のシンポジウム「モラエスとハーン〜生へのまなざし,死へのまなざし〜」についてのご報告,12月1日(日)に,明治大学駿河台キャンパスリバティタワー・リバティホールで開催した,明治大学徳島県徳島大学連携講座「ポルトガルの文豪モラエスシンポジウム〜「美しい日本」をこよなく愛した異邦人〜」についてご報告しました。

比較文学会でのシンポジウムは,ハーンの研究者であるパネリストおふたりにも大いに刺激を受けましたし,モラエスについても大いに刺激になったと好評をいただいております。これを機会に,モラエスとハーンで研究プロジェクトも可能になりそうです。

明治大学でのシンポジウムは,東京に出向いてのモラエス紹介となりましたが,200人ほどの聴衆を前にして,新たなモラエスの姿が,現在さかんに言われているグローバルの観点から捉えることができるきっかけとなったと思われます。東京からも徳島を視野に入れつつ,新たなモラエス研究が発展すればと思います。

明治大学でのシンポジウムは,年明けの時期を見計らって,ミニシンポとして一部再現し,徳島の皆様にご披露したいと考えておりますので,どうぞお楽しみにしてください。

研究会・例会では,今年の振り返りと,来年の計画などもみなさんとお話ししました。
徳島とつながりが深いポルトガルと,モラエスのことを,広い視野から,若い人たちに伝えていきつつ,清新な視点からモラエスやモラエスと同じような人たちに目を向けていきたいものです。
その後,佐藤先生にご用意していただいた資料で,モラエスの絵葉書書簡集についてご紹介がありました。オリエンテ財団による絵葉書書簡がありますが,徳島に寄贈されているコレクションとも関係させて,また,京都外国語大学にある絵葉書書簡なども,全て網羅できればまた大きな刺激になるかもしれません。


   
   


 

モラエスが徳島にやってきて100年を迎えた2013年は実りある充実した年になりました。
来年が皆様にとっていい年であることを願っております。


次回の研究例会・読書会は,1月25日(土)を予定しております。

例会・読書会は,本当に自由な雰囲気でおしゃべりをしておりますので,ご興味のある方は,どうぞ気軽にのぞいてみてください。


研究例会・読書会

日時:平成26年1月25日(土) 10時30分〜12時

場所:徳島大学総合科学部 1号館南棟3階 第1会議室

   徳島市南常三島町1−1)


※お車でおいでの際には,工学部正門のゲートより入られて,図書館南側の駐車場に駐車いただきますようお願いいたします。ゲートに守衛さんが不在の場合は,インターホンを押して来意をお告げください。

参 加 費: 無料(申し込み不要)

読書会の内容:

 読書会の作品『おヨネとコハル』(岡村多希子訳, 彩流社, 2000円+税)

問い合わせ先: 宮崎隆義

        電話:088-656-7131

        E-mail: miyazaki@ias.tokushima-u.ac.jp